アメリカザリガニと他の生き物との混泳、共存は可能か?
子供の頃は捕まえてきた水の生き物は全部一つの水槽又はタライにぶち込んだものである。
なぜなら 水槽もたくさんなかったし あまりザリガニが他の生き物を捕食するというところまで
頭が回らなかったのが正直なところだ。
大人になったからなのか?ナゾであるが
この生き物はザリガニと同じ水槽で飼育できるのか?といったことも少しは考えるようになった
実際のデータに基づくアメリカザリガニと他の生き物との共存・共泳(期間:2ケ月)
ふとしたきっかけで始まったザリガニ飼育も2ケ月が経過した。
水槽は40cmが一個と27cmが1個の2個体制である(いずれもプラスチック水槽)
現時点でのザリガニは10匹である。
真っ赤な成熟した個体は1匹で残りはまだ少し白くてヤングザリガニ、子供ザリガニの終わりごろだと思われる。
・オタマジャクシ
現在0匹
2ケ月の間に20匹ほど捕獲したものをいれたが全滅。一晩で全滅するのではなく
1週間で2~3匹姿を消していくという状況であった。
・クチボソ
現在15匹程度
意外なことにほとんど減らず。泳ぐスピードが速いのと水面付近を泳いでいることが
多いためだと予想される
・スジエビ
現在20匹程度
これはザリガニのエサとしてもってこいだろうと思って水槽に投入したのだが意外や意外
ほとんど数を減らしていない。
生息域は水槽の底をメインに水中も泳ぐ
理由はすばしっこいのでザリガニの遅いスピードでは捕食できないと思われる。
ザリガニのエサになるどころかザリガニの背中にしょっちゅう乗っかっていていい味を出し
ている。
・ヌマエビ
現在1匹のみ
10匹前後2つの水槽に投入してしばらくそのユーモラスな姿を見せてくれていたが
いつのまにか数を減らしている。ザリガニか?スジエビかヨシノボリかクチボソか?
捕食されるところも見ないのでいったい何に捕食されているのかも不明である。
・ヨシノボリ
現在5匹程度
10匹前後水槽に投入してしばらくは全く数を減らさなかったが少しづつ姿を消している
ただしオタマジャクシのように急激に姿を消すわけではないのでなかなかその減少に気付きにくいと思う。
・ヤゴ(ギンヤンマ)
現在0匹
2匹水槽に投入。 1匹は羽化(羽化不全)、1匹はザリガニに羽化直前に捕食された。
ヤゴは水中で優れたハンターだがザリガニには歯が立たないようだ。結構いい勝負で実力が拮抗するかと思って
いたが一緒に飼うのは難しそうだ。
以上 2ケ月 アメリカザリガニと他の生き物を飼育したが生き物の種類によってその減少するスピードはまるで違うということが良くわかった。 事前の予想とは大きく外れることも多かった。
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